【9月11日は公衆電話の日】災害時に役立つ公衆電話の歴史と使い方

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今日9月11日は何の日かご存知でしょうか?実はこの日は「公衆電話の日」なんですよ。そこで今回は、公衆電話の日の由来や、災害時に役立つ公衆電話の歴史と使い方についてお話ししたいと思います。

イメージ:公衆電話
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公衆電話の日の由来

公衆電話の日は、1900年(明治33年)のこの日、東京の新橋駅と上野駅の駅構内に日本初の自動公衆電話が設置されたことに由来しています。

当時は交換手を呼び出し、お金を投入してつないでもらう仕組みだったようです。その後、公衆電話は全国に広まり、1984年にはピーク時に93万4903台もあったそうです。

災害時に役立つ公衆電話

しかし、携帯電話やスマートフォンの普及によって、公衆電話の利用者は減少しました。現在は約10万9000台が残っていますが、2031年度末までに約3万台まで減る予定です。公衆電話はNTT東西地域会社に設置が義務づけられており、維持費はユニバーサルサービス交付金などで賄われています。

しかし、公衆電話は災害時に大きな力を発揮します。公衆電話は回線が込み合っていても優先的に通話することができますし、停電時でも使うことができます。実際、東日本大震災の時には連絡を取ろうと公衆電話に行列ができたり、緊急通報でも公衆電話からの通報が増えたりしました。

そんな時に役立つのが「災害用伝言ダイヤル」です。災害が起きた時、「171」にかけると伝言を残すことができます。伝言の録音には自分の電話番号が必要です。固定電話と携帯電話など家族で複数の番号がある場合、どの番号で伝言を残すのか家族と確認しておくと良いでしょう。

災害用伝言ダイヤルとは

災害用伝言ダイヤルとは、地震や噴火などの災害が起きたときに、電話で安否や状況などの伝言を録音したり聞いたりできるサービスです。災害用伝言ダイヤルは「171」にかけると利用できます。

災害時には携帯電話や固定電話の回線が混雑してつながりにくくなることがありますが、災害用伝言ダイヤルは優先的に通話できるようになっています。

災害用伝言ダイヤルは、NTT東西地域会社や他の通信事業者の協力で運営されています。災害用伝言ダイヤルの使い方は、以下のようになります。

伝言を録音する場合
 ・「171」にかける
 ・「1」を押す
 ・伝言を残したい電話番号(市外局番から)を入力する
 ・伝言を録音する(最大30秒)

伝言を聞く場合
 ・「171」にかける
 ・「2」を押す
 ・伝言を聞きたい電話番号(市外局番から)を入力する
 ・ 伝言を聞く

災害用伝言ダイヤルは、災害発生時だけでなく、平常時にも体験利用できます。災害に備えて、事前に使い方を覚えておくことがおすすめです。

詳しくはコチラ映像で見る「171」「web171」の使い方 | 災害対策 | 企業情報 | NTT東日本 (ntt-east.co.jp)

171番以外にも緊急時に使える番号

171番以外にも緊急時に使える番号はいくつかあります。例えば、以下のようなものが挙げられます。

・110番:警察への緊急通報です。事件や事故が起きたときにかけます。
・119番:
消防署と救急です。火事や救急車の手配が必要なときにかけます。
・118番:
海上保安庁です。海上で起きた事件や事故の場合にかけます。
・#7119:
救急相談センターです。病院に行くべきか、救急車を呼ぶべきか、判断に迷ったときの相談窓口です。
・#8000:
子供医療電話相談です。休日や夜間に、子供を病院へ連れて行くか判断に迷ったときの相談窓口です。
・#9910:
道路緊急ダイヤルです。道路にできた穴ぼこや路肩の崩壊、落下物、路面の汚れなど、道路の異常について24時間受付けている緊急番号です。

これらの番号は、緊急時に役立つ可能性が高いので、覚えておくと良いでしょう。ただし、必要のないときにかけると、本当に困っている人の迷惑になることがありますので、注意してください。

まとめ

今回は「公衆電話の日」についてお話ししました。公衆電話は現代社会では見かける機会が少なくなりましたが、災害時には重要な役割を果たします。いざという時のために、近隣の設置場所を把握しておくことや、「災害用伝言ダイヤル」の使い方を覚えておくことが大切ですね。