墓じまいについて

田舎の問題点として常に取り上げられるのが「少子高齢過疎化問題」。他にも様々な問題がありますが、多くの場合が少子高齢過疎化に起因するような気がします。

そのうちの一つが「墓じまい」。先日、時事通信の「墓じまい」に関する世論調査がでてました。ある程度の年齢を重ねるとやはり皆様気になりますよね。

墓じまいに対する考え

墓じまいとは

日常の会話で墓じまいという言葉はでてきませんよね?まあ、日常的なことじゃないから当たり前ですけどネ^^ 墓じまいとは今あるお墓を撤去して遺骨を他の墓地に移す等の改葬を行うことです。

例えば実家が遠くにある人は墓参りに行くのが大きな負担になります。もしもその実家に誰もいなくなってる場合は猶更です。

子や孫は都会で生活しており、高齢の爺ちゃん婆ちゃんが一人で実家と墓を守ってるのが多いです。で、もしもその爺ちゃん婆ちゃんが亡くなれば墓守するひとはいません。

そういうことは高齢過疎化が著しい田舎ではよくあります。お墓を守る人がいなくなると墓の移転を考えざるを得ない場合がでてきます。

そうはいっても多くの場合田舎の墓は先祖代々受け継がれてきたもの。墓の移転には簡単に踏みけれないでしょう。しかしやはり負担は大きいのでしょう。世論調査の結果をみると墓じまいを肯定的にとらえてる人は過半数以上に達することがわかりました。

墓じまいに関する世論調査の結果

、時事通信の世論調査では、墓じまいを肯定する人は約6割の59.6%。その反対に「移転すべきでない」との回答は約2割の21.9%でした。

「皆さん、やっぱりお困りなんだなぁ」と思ってたら先祖代々の墓の継承で特に困ってることはないという人は約6割とのこと。半数以上の人は困っていることはないながらも、墓じまいは肯定してるのですね。

しかし残りのうちの約2割の人は実際問題として「遠くにあって墓参りが大変」「次の継承者が見つからない」ということです。

そして時事通信のこの世論調査には改葬費用についても調査してまして、撤去手続きに伴って離檀料などの改葬費用がかかる場合について「30万円未満が適当」という答えが約5割で一番多かったです。

さらに「将来入りたいお墓」という項目もあり一番多かったのが「先祖代々のお墓」で約4割。「自分と家族だけのお墓」が約2割強でした。

「海や山などへの散骨」「樹木葬」「都市部にある納骨堂」が合わせて約2割。これは特にお墓にはこだわってない人が約2割ということになりますネ。

墓じまい後の遺骨の扱い

墓じまい後は新たに自分が用意した墓、もしくは永代供養ができる施設に納骨するか、上記のように「海や山などへの散骨」「樹木葬」「都市部にある納骨堂ということになります。

もっとも「都市部にある納骨堂」は永代供養をを伴います。また寺院ででも永代供養を行ってる場合があります。

また海や山などへの散骨は好き勝手に遺骨をバラまいてもいいワケではないのはいうまでもありません。刑法190条にあるように遺骨と分かる状態で撒くと遺骨遺棄罪で罪に問われます。

散骨をする際は遺骨とわからなくなるように粉骨しなければいけないのですが、それは難しいしその他のトラブルを避けるためにも専門の業者に依頼した方がよいでしょう。

樹木葬とは埋葬が許可された土地にご遺骨を埋葬します。樹木葬はお墓ではないので「一代限り」でも利用ができます。後継者の心配をしなくて済む点は永代供養や散骨と同じです。

まとめ

私の想像ですが、昔なら「先祖代々の墓」は受け継がれるのが当たり前だったから墓じまいを肯定する人はもっと少なかったと思います。それは都会、田舎に関係なかったのではないかな?

それが都会では核家族化、田舎では過疎化がすすみ、墓じまいを肯定的に考える人が増えるのはある意味当然の成り行きと思います。