ドイツ・ベルリンで起きたブランデンブルク門への塗料攻撃事件について紹介します。犯人たちが所属する環境活動団体「最後の世代」の主張や過去の行動、そして蛇足ながら私の個人的見解を述べてます。
ブランデンブルク門とは
皆さんはブランデンブルク門をご存知ですか?ベルリンのシンボルとして有名な観光名所で、歴史的な建造物です。

18世紀にプロイセン王国の王宮の入り口として建てられたもので、その後ナポレオンやナチス、ベルリンの壁など様々な歴史の舞台となりました。現在はドイツ統一や平和の象徴として親しまれています。
事件の概要
そんなブランデンブルク門が、環境活動団体「最後の世代」のメンバーらによってオレンジや黄色の塗料で汚されてしまったのです。
事件は17日の午後に起きました。警察によると、14人の犯人は消火器のようなもので塗料を門の柱に吹きかけました。その後、警察に現場で拘束されました。犯人たちは器物損壊の疑いで調べられています。
犯人たちの主張
では、この団体「最後の世代」とは一体何なのでしょうか?彼らは自分たちを「気候変動によって滅亡する可能性が高い最後の世代」と呼び、化石燃料の使用を中止するよう政府に要求しています。彼らはX(旧ツイッター)に「今こそ政治的転換の時だ」と投稿し、自分たちの行動を正当化しようとしています。
しかし、この団体は過去にも過激な抗議活動を繰り返してきました。例えば、道路に座り込んで交通渋滞を引き起こしたり、美術館の名画にマッシュポテトを投げつけたりしたことがあります。これらの行動は多くの人々から批判されています。
個人的見解「ドイツ国民や観光客に対する侮辱」
気候変動は深刻な問題だと思いますが、個人的にはこのような暴力的な方法で訴えることに正当性は感じません。ブランデンブルク門はドイツの歴史や文化を象徴する建造物です。
それを汚すことは、ドイツ国民や観光客に対する侮辱です。環境活動家たちは、自分たちの主張を平和的かつ合法的な方法で伝えるべきだと思います。